こんにちは!まるや八丁味噌です
八丁味噌は『旨み』が豊富
なんてことは時々私が言っておりますが
じゃあ、甘みが豊富なお味噌とかってあるの?
なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。
(以下は個人の感覚に基づいての感想になるので
実際とは異なるかもしれませんがご了承くださいm(__)m)
ということで、『甘み』
この甘みと大きく関係しているのは『炭水化物』
甘みと言うと、『糖質』をイメージしますが
この糖質というのはCnH2mOm
という分子式をもっていることが多いです。
その為、C(炭素)H2O(水)
がくっついている様に見えることで
『炭水化物』と呼ばれています。
なので、極端にいえば
糖質=炭水化物
と考えても差し支えないのかもしれません。
ということで、甘みを連想する『糖』
これは炭水化物に関係しているんだな
…なんてざっくり思っていただければよいかと思います。
では甘みが多いお味噌…
つまりは炭水化物の多いお味噌…
麹歩合の高いお味噌になります。
甘味噌の代表として一般的には京都の白味噌や
東京の江戸甘味噌が有名です。
京都に白味噌はとてもきれいな色と甘みがありますがが
甘み・色を維持できる期間は短いのも特徴です。
その理由として、糖が乳酸菌や酵母によって消費されてしまうからなんですね。
そして、糖とアミノ酸が反応すると褐変(メイラード反応)もおきます。
その為、熟成期間も極力短くしているようです。
このように、『甘み』に特化されたお味噌にも
大変なこだわりが感じられます(^^)
いかがですか?面白いですよね。
お味噌と一口に言っても、多方面からのこだわりによって
様々な特徴があります。
また、そんな甘みに特化したお味噌『白味噌』ですが
旨みに特化した『八丁味噌』と合わさって
旨み・甘みの特化した『赤だし』にもなるんです。
京都の料亭さんなどで、しめのメニューに赤だしが出てきたときは
どんなお味噌なのか、
お店の方に聞いてみても面白いかもしれませんね(^^)